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急性中耳炎

急性中耳炎とは?

小児、2歳以下の乳幼児に多い中耳炎です。
風邪やネバネバした鼻汁が出ている時に起こりやすいです。

鼓膜の奥の空間に細菌性の膿が貯留して鼓膜が発赤・膨隆して、破れて耳だれが出ることもあります。

急性中耳炎を繰り返す場合を反復性中耳炎と呼ばれます。

正常鼓膜
図2
急性中耳炎
図3

症状

熱が出る  耳を痛がる  機嫌が悪い 夜寝ない
などの症状が見られる際は急性中耳炎を疑います。

治療

小児急性中耳炎診療ガイドラインに沿って治療を行います。
軽症~中等症であれば抗生剤投与にて治療します。
鼓膜の膨隆が強かったり、痛みが強い時には、鼓膜を切開も行います。
鼓膜切開は鼓膜に小さい穴を開けて膿を外に出してあげるものです。
じっと出来る子供さんや大人は局所麻酔して切開します。
小さい子供さんでじっと出来ない場合は麻酔しないで切開します。
切開は顕微鏡下に短時間で行いますので安全です。

膿を出す事で、熱が下がり、中耳炎が早期に治癒する事が多いです。
急性中耳炎は自覚症状がなくなっても、滲出性中耳炎に移行する事が良くありますので、完全に治るまでしっかり治療することが大事です。